【ネタバレレビュ映画『犬鳴村』は呪怨より怖かった(泣)

 

あなたは「犬鳴村」を知っていますか?

 

 

地図からも抹消されたその村は、九州に実在する旧犬鳴トンネルの近くにあり、法治が及ばず、立ち入った者は決して生きては帰れない。

 

 

インターネットを中心に流布するこの都市伝説に着想を得て本作を撮ったのはホラー映画『呪怨』で知られる清水崇監督。

 

 

 

見るのが怖い。でも目が離せない。

今回はそんな最恐ホラー映画をレビューしていきます。

 

触れてはいけない禁断のトンネルを越える勇気、あなたにはありますか……?

 

 

 

 

あらすじ

 

犬鳴村 予告 60秒

 

 

臨床心理士の森田奏(三吉彩花)の回りでは奇妙なことが起きていた。

 

兄である悠真(坂東龍汰)の彼女が突然わらべ歌を歌いながら鉄塔から飛び降りて死亡し、その直後、悠真自身も謎の失踪を遂げる。

 

事件を追いかけるうちに彼らが「犬鳴村」に関係していることが判明する。

 

 

「犬鳴村」とは何なのか。そして、身の回りで起こる不審死や失踪の真相とは?

そして、奏がたどり着く恐ろしい真実とは……。

 

 

 

監督は清水崇

本作の監督は、日本のみならず、世界からも高い評価を得る和製ホラー映画の第一人者、清水崇。

 

彼の代表作である『呪怨』をセルフリメイクした『The Grudge(邦題:THE JUON/呪怨)』は海を越えてアメリカでも大ヒットし、日本人監督初のハリウッドデビューにして全米興行収入初登場1位をとるという偉業を成し遂げました。

 

そんなホラー界の巨匠の最新作が恐ろしくないはずがない!?

 

 

 

 

映画『犬鳴村』最恐ポイントはここだ!!

 

個人的に映画を観ていて「これは!」と思った最恐ポイントを3つ、激選してみました!

 

後半はネタバレしていますので、気を付けてください。

 

 

 

 

【ネタバレ無】最恐ポイント①:静寂という怖さ

 

ホラー映画において、大きい音で驚かすという手法は「ジャンプ・スケア」と呼ばれ、古くから存在しています。しかし、近年は音響設備も上がっていることもあり、映画館で観るとやかまし過ぎて、もはや映画の内容どころではなくなってしまっているケースがあったりします。

 

 

しかし、本作『犬鳴村』ではほとんどのシーンが「静か」なのです。

 

 

そして、その静かさが怖い……。

 

 

誰かが死ぬ時も、発狂するときも、静かです。

 

私にはこれが怖かったです!! 逆に不安にさせられました。

 

心構えができないというか、叫びたいけど叫べない、みたいな。

 

じわじわ恐怖で追い詰められていくように感じました。

 

 

 

 

 

【ネタバレ有】最恐ポイント②:幽霊より人間が怖い!

 

犬鳴村は、実は電力会社の策略によってダムの底に沈められた村でした。

 

元々、犬鳴村は野犬をさばいて生計を立てていたのですが、その村に電力会社の関係者たちがやってきて状況が変わります。

 

彼らは贈り物をしたり、村人たちに友好的に接していましたが、ある日を境に豹変します。

 

彼らは村の女性を犬と一緒に小屋に閉じ込め、犬と交わっていると噂を流し、挙句の果てに村人を殺して、そのままダムの底に沈めてしまいます……。

 

 

 

作中で主人公の奏がその様子を収めたフィルムを見るシーンがあるのですが、それが本作の中で一番怖いシーンといっても過言ではないくらい恐ろしいのです……!!

 

 

 

そのフィルムには一切幽霊が出てきません。

恐ろしい音が入っているわけではありません。

 

どちらかといえば静かなシーンです。

 

 

 

しかし、始めは友好的だった人物がある日を境に暴力的な本性を現す様子は非常に怖いです。

 

単純に人間の狂気を感じますし、不安になるというか、自分が今まで信じていたものが足元から崩されるような恐ろしさを感じるシーンでした。

 

私はスクリーンを観ながら思わず背筋が寒くなってしまいました……。

 

 

 

 

【ネタバレ有】最恐ポイント③:犬鳴村の遺伝子は絶えていない……

 

この映画、個人的には主人公のやったことって本当に正しかったのかなって思うんです。

 

最恐ポイント②で電力会社の関係者が犬鳴村の住人を殺害して、ダムの底に沈めてしまったと書いたので、皆さんも「電力会社酷い!何の罪もない村人を殺した!」と紛糾していることと思います。

 

 

 

……が、それって村人の視点で見るからなんですよね。これ、逆に電力会社の人とか外部の人からしたらどうです?

 

 

 

野犬を殺して生計を立てる村。

住人は犬に呪われてて、何かのはずみで犬のような姿で人を襲ってくる。

 

 

 

確かに、和解を検討もせずに村を沈めたのは酷いと思いますが、外部の人が村人を恐れ、この一族を絶やすべきだと思うのも何となく理解できる気がしませんか?

 

 

村を沈めた電力会社の関係者の子孫である主人公の父、晃も「お前たちが怖い」と話しています。

 

私も分かるな、その気持ち。

 

だって普通に怖いよ、この一族。

全員犬に呪われてるし、突然犬みたいになって、こっちが襲われる可能性もあるし。

 

 

最終的に、奏たちは無事に犬鳴村から逃げ帰り、犬に取りつかれた一族は今後も存続していくことになります。日常に戻っていく奏でしたが、一方で一族の呪いも続いていくことになります。

 

奏の姿が犬のような目と歯を持った何者かになったところで物語は終わります。

 

 

主人公たちは助かったけど、やっぱり心のどこかで「これでいいのか?」と思いが拭えない……。個人的には後味の悪いエンディングだなと思います。

 

 

 

 

幽霊のみならず、人間の恐ろしさが満載の『犬鳴村』。

 

静かな恐怖体験をしたい方はぜひ劇場へ足を運んでみてください!

 

 

 

 

Twitter用:

「呪怨」の清水崇監督が放つ禁断のホラー#犬鳴村 ネタバレレビュー

 

誰も叫ばないのに怖い!!

レトロな和製ホラーのじっとりとした怖さをたっぷり味わえるホラー映画でした。

 

 

その村は、決して見つけてはいけない……。

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