映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ネタバレ&あらすじ!美しい町で起こった悲劇とは?(前半ネタバレなし)

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ネタバレ&あらすじ!美しい町で起こった悲劇とは?(前半ネタバレなし)

 

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編

 

大切なことをじんわり伝えてくる映画(ネタバレなし)

主人公のリーは、ボストンでアパートの修繕等を行う便利屋です。陰気な性格をしていて、アパートの住人やバーの客と揉め事を起こしてばかりいます。

 

そんなある日、リーの元に一本の電話が。兄であるジョーの危篤を知らせる電話に、リーはすぐに自分の故郷でもあるマンチェスター・バイ・ザ・シーへと向かいました。

 

けれどその町は、リーにとって忌まわしき思い出が残る土地だったのです。

 

一体過去に、マンチェスター・バイ・ザ・シーでなにが起こったのか。無口な無頼漢・リーはなにを抱えているのか。

 

美しい町並みと哀愁漂う海を背景に、静かに語りかけてくるような映画です。

 

根暗で陰気な叔父さんとイケイケ甥っ子の関係が見どころ!(ネタバレなし)

急いで病院に向かうも、兄は既に他界していました。そして、兄の一人息子・パトリックが残されます。

 

なんと、兄は勝手にパトリックの後見人は主人公にと、指定していたのでした。

 

このパトリックという甥っ子、高校生のくせに(?)二股をかけていたりアイスホッケーの選手だったりバンドマンだったりと超イケイケ野郎なんです。うわ…主人公こんなクソガキの、面倒見なきゃいけないの??まじで??可哀想過ぎるよーーー、とうっかり同情しちゃいましたね。

 

映画冒頭のシーンはまだリーが幸せだったころの、まだパトリックがちっちゃかったころのシーンです。このころのパトリックはリーの冗談を簡単に信じちゃうくらい、素直で可愛らしいものでした……。時の流れって本当に残酷です。

 

でも、どんなに大人ぶってみせても、所詮はティーンなパトリック。小憎たらしいやつですが、母親は既に別の家庭を持ち、父親は他界してしまったという不憫な境遇の持ち主です。

 

パトリックが垣間見せる弱さに、リーは甥っ子を放っておくことができません。

 

そりゃあかんわ。主人公の重すぎる過去!(ネタバレあり)

葬儀について、遺産である船や家財をどうするかについて、リーとパトリックはことごとく衝突します。その中にはリーがマンチェスター・バイ・ザ・シーに移り住むことで、解決できる問題もありました。

 

けれど、リーにはそれがどうしてもできません。

 

かつてリーはランディという妻と三人の子どもを持ち、この町で暮らしていました。

 

けれど、リーが暖炉の火の始末を怠ったことが原因で火事が起き、子どもたちを三人とも失ってしまったのです。……キツすぎます。いくらパトリックのことを放っておけなくたって、そりゃ町には住めません。

 

私だったらいくら兄弟が死んだからって、そんなことがあった町には帰りたくないでしょう。リーにしてみれば、自分が三人の娘と息子を殺してしまったようなものです。その町にいたら、ずっとそのことを考えてしまいます。

 

生き残った妻のランディとは離婚しましたが、当時、リーは相当コテンパンに罵られたようです。そして、まだ元妻は同じ町に住んでいて、しかも再婚していて子どもまでいるのです。

 

リーは町中で再会した元妻から、当時のことを謝罪されてり、復縁を迫られるようなことをされたりします。観ているこっちが「もうやめてくれ……」と思うようなシーンです。

 

元妻は五年前のことをなんだかんだ乗り越えてしまっているのですが、リーにはそうじゃなかったのです。無口な無頼漢であり、決して主人公は人格者ではありませんが、なぜか応援したくなってしまいます。

 

結局、リーはボストンに戻ることを決意します。

 

パトリックは拗ねますが、リーは新たに寝室が二つある物件に引っ越しをすることにしました。甥っ子がいつでも遊びにこれるようにです。パトリックは兄の友人の元で暮らすことになりました。

 

映画は完全無欠のハッピー・エンドで終わりません。でも、そこがいい!

 

どうしようもないことは得てして起こるものです。乗り越えられないくらい大きな事件が起きたとしても、それを無理して忘れたり、乗り越えたりしなくてもいいのだと、本作は言外に伝えてきます。抱えたままでも生きていくことはできるというのが、本作のメッセージです。

 

ということで、落ち着いた美しい情景とともに、ずっしりと語りかけてくる映画でした。

 

 

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『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観ました!

海沿いの美しい街、マンチェスター・バイ・ザ・シーで、闇を抱えた主人公が過去と向き合う映画です。結局トラウマ乗り越えないの? そんなところもぐっとくる映画です。

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